出展のみどころ |
風力発電の最後のターゲットは全地球表面積の60%以上を占める200mより深い海域である。深い海域に於いて使用される洋上風力発電は浮体方式にならざるを得ない。現在、風力発電の主力は水平軸方式であるが、1個の浮力構造体上で垂直性を維持する事は非常に困難である為に、複数個の浮力構造体との結合が必須であり、この事がコストアップを招く事に為る。本提案は垂直軸風車を採用する事により、垂直性維持の問題を解決している。更に、跳ね上げ方式垂直軸風車を採用する事により台風やハリケーン等の強風下に於いても過回転に為らず、風車を止める事無く、安全、安定な発電を維持する事が可能である。この目的を実現する為に新たに跳ね上げ方式の垂直軸風車を試作した。更に、エアギャップ方式のダイレクトドライブ発電機を試作し上記風車に組み込んだ。今回は上記風車を三角形に結合された浮力構造体上に設置し、浮力構造体の垂直安定性を湖や川に於いて確認したのでその一部を報告する。 |